人の縁とは不思議なものである。

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 僕は、病床で出会った青年との話を face book に投稿したことがある。▲しかし、その内容は、あまりにも自分のことをさらけ出し過ぎて、行き過ぎた投稿になったことを後悔して、深夜に、その投稿を取り消したことがある。▲公開した時間は夜の4時間程度であったが、その短い時間にも見て頂いた方があった。▲翌朝、電話のベルか鳴った。『face book に乗っていたあの本を頂きたいのですが・・・』とのことだった。

本の筆者である青年は既に他界してしまったが、書き残した1冊の本がある。▲生前、僕と約束したことがある。▲それは、本を執筆するに当たって「僕も協力する」と約束してあったことである。▲本の末尾には「応援歌」も書いたし、青年の気持ちを広く訴えるための活動もやらせて貰っている。▲そんな思いを受け入れて下さった方からの電話であった。▲しかも、私の家まで訪ねて来てくれた。

2時間ほど、私の家で、その方の生き方や、思いをお聞きした。▲なんとも、誠実な方で、何よりも自分の生活スタイルに強い思いを持たれている姿は、とても魅力的でした。▲わずか4時間の投稿が、こんな素晴らしい出会いを作ってくれたことに感謝をしている。

本当に驚いたことは、この後、起こった。▲青年の書いた本を渡して、その日は別れた。▲翌日1通の mail が届いた。▲『昨日頂いた本の表紙に映っている青年の、後ろにいるのはうちの息子です・・・』とのこと。▲僕は、この青年から「限られた時間だからこそ、人との出会いを大事にする」ことを教えられた。▲青年との出会いも感動的であったが、彼のいなくなった後も、ご両親と素晴らしいお付き合いをさせて頂いている。▲そして、またもや、青年から、新たな出会いを作ってもらった。▲今、私の心は、感謝の気持ちで、いっぱいである。