今、執筆活動しているのですが、最初から悪戦苦闘の連続です。▲「前書き」が、どうしても書けないのです。▲何度も、何度も、書いては消すの繰り返し。もう、二週間くらいたってしまいました。▲いろいろな本を見て研究もしたが、やっぱりプロのようには書けない。▲でも、僕は、学者じゃないけど、実務のプロだから「これでいいや~」と割り切った。
悪戦苦闘の文章は以下の通り。
前書き
ここは、会社の「喫煙コーナー」。▲ここでは、仕事の悩みや、上司の批判、同僚の情けなさ など、仕事場では、けして得られない裏も表も分かるような情報が飛び交う場所なのです。▲そう、非公式の重要な会議場でもあるのです。
私は喫煙者ではないので、この会議場に足を踏込むことはめったにないが、たまたま出向してきたばかりで右も左も分からないまま、ここに迷い込んでしまったのである。▲そこで、こんな会話を耳にした。
『部長から聞いたけど、うちの部も大変らしいよ!』
『へえ~、何が起こっているんだい?』
『最近、業績が悪くなってきているだろう。だから、業績報告に行くたびに、社長からいろいろ注文が出るらしいんだ』
『で、どんな質問が出るんだい?』
『それが、質問と言うより、「なんでこんなに悪いのか分からん!」と怒鳴るらしいんだ』
『そりゃあ 大変だ。▲業績が悪いのは、なにも経理のせいじゃないしね。▲営業や、技術、製造だって、皆な大きな問題を抱えているよ。▲その結果が、この業績になっているんだから、経理が叱かられるのは可愛そうだね』
『そうなんだよ。自分たちの経営の悪さを棚に上げて、経理だけを叱るなんて、お門違いもはなはだしいよ。それに業績報告だけでなく、予算ができたからと、もって行けば、「なんでこんなに悪いんだ!」と言うし、 実績が出れば出たで、「なんでこんなに悪いんだ!」と、また怒り出す。僕らからしてみれば「だから言ったのに」って感じなんだよね。』
『へえ~、そうなんだ。でも、・・・かわいそうだが、我慢してよ。それで、社長のガス抜きになれば、俺たちも助かるから、 まぁ~、頼むよ』
この話し、ちょっと、おかしいと思いませんか。
そう思いながらも、結構、私達も同じようなことを話しているものです。
それは、「自分たちの役割の深さ」がそれぞれ異なっているからです。
私は、常づね「経理は経営に役立つものでなければならない」と思っているのですが、前出の会話は、この機能を充分発揮しているとは思えないのです。
経理は、「結果報告」だけでなく、「問題提起」、それを「解決するための提案」がなければなりません。そんなこと当たり前だと思われるでしょうが、意外とそうなっていないのが現実だと思います。
それは、実現させるための「見る眼」や、「感じる心」、「まとめる思考力」、「戦い方」を知らないからです。
このような間違いは、経理だけではありません。
経営者トップの方にも、同じようなことが言えるのです。
~~~続く~~~