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パワーゲームにも負けない戦い方

第2章 戦いに向けて体制を整える。/ 4.付加価値の高い仕事に集中させる。_これは、財務改革のために戦い続けた「経理の知られざる戦い」の記録である。_

 ~~~前日からの続き~~~

 

(力を抜くための4つの方法)

戦う土俵が決まったら、次は、そこで戦えるだけの戦力を確保しなければなりません。▲そのためには、余分な業務から手を抜くことが不可欠となります。

ただ、自部門では余分な業務だと思えても、それを勝手に止めたりすると、他部門では、かえって、仕事が増えたり、複雑になったりすることがありますので、この「余分な業務」探しは、関連する部署や業務と連携しながら、全体最適になるように調整していかなければなりません。

部門との調整は面倒だと思われる方も多いと思います。私も「同じ会社の社員であり、同じ目的で仕事をしているはずなのに、なぜも、こんなに意見がちがうのか?」と思うこともしばしばありました。そんな時、部下は決まって私に言うのです。「我社の戦い方はパワーゲームが常套手段なのです。声が大きい方が勝つに決まっているんです。ここは、一つ、ガッンってかまして下さいよ。頼みますよ。」

いやはや、なんとも勇ましい話しであるが、私の、もっとも苦手な戦い方であり、実行することはとても無理があった。

そんな中で、私は一つの試みを思いついた。

それは、前の会社でやっていた「レス・エンジニァリング」と言う手法であった。この手法を軸にして、これに、私なりの価値観を加えて、他部門でも「ノー」と言えない方法を考え出したのである。その方法は「4つの視点で現状の仕事を見直す」ことから始まる。

 

まず一つは、「物」をなくすことです。

そこに物があるから管理が生まれ、人が増えることになるのです。物がなくなればスッキリするものです。

 

二つめは、シンプルにこなすことです。あれや、これやと尾ひれをつけないことです。仕事は「シンプル イズ ベスト」なのです。

 

三つめは、だれがやっても同じ答えになるものは他人に任せることです。こんなことに社内の人間があくせくやる必要はないのです。社内にいるからこそ出きる仕事に集中すべきです。

 

四つめは、時流に合わなくなったものは、デリートすることです。特に細かな仕事は一旦実施し始めると止まらないことが多くあるのです。それは、「前任者から引き継いだので」と、これぞ仕事のバイブルと思い込んで、大事にやり続けたりするものです。

 こんなに変化のスピードが早くなっているのに5年も同じことをしているのはおかしいと思うべきです。

 

 ~~~次に続く~~~