秋景色の中で「山奥コンサート」を夢見る

諸事日記
僕の義弟はJazz演奏家。▲予ねてより「僕の山荘で山奥ライブやってよ!」とお願いしていたら、先日、電話がかかってきて「いいよ!」とのこと。▲そんなことがキッカケで、音楽音痴の僕が、義弟の演奏を聞きに行った。
 10/24(土)、場所はジャズクラブ"B♭"、僕、カミさん、その友達の3人で行き、慣れない店の扉をくぐった。▲時は、おりしも「浜松JaZZ Week 」の真っただ中。▲そにな関係か、お店の中は、もう沢山のお客さんがいた。▲空いている一番前の席を探してあててドカッと座る。▲しばらくしていると、今日の演奏者「武田隆子クインテット」のメンバーが挨拶に見えた。▲「僕は辰美君の兄です」なんて偉そうに挨拶してしまった。
 落ち着いていたのも此処まで。▲演奏が始まると、雰囲気は一気に「大人の世界」に突入した。▲慌てた。だって、僕は春野の山奥で開拓民みたいなことをしているのだから。▲どう見ても、この場には似合わない。▲回りを見ると、白髪のおじさん、若いカップル、ベレー帽をかぶった芸実家風の紳士。みんな恰好いい。それに音楽に合わせて足・首・肩を揺らす。曲が終われば、その都度、講釈を述べ合う。▲こうなると、もう、気になって気になって仕方なくなって来た。「珈琲なんかで良かったのかなぁ~、ワインの方が良かったんじゃないかな?」「腕の組み方はこれでいいのかな~?」「足の組み方は・・・?」・・・・と、何から何まで気になって仕方なかった。
 結局、曲のことは何も分かずじまいだった。でも、大人の雰囲気に包まれて、知らず知らずのうちに、僕も、その仲間になれたような気がしてきた。Jazzとはそんなものであることが分かった。
 義弟も大したものである。浜松の中では、結構、有名であることも分かった。演奏仲間からも頼みにされているようだった。▲実生活の中では、つらいことも、悩むことも沢山あったが、音楽だけは続けてきた。▲それが、こんなにも立派だったとは・・。▲気がつけば、僕は立ち上がって大きな拍手を贈っていた。

 最後に、義弟を称えるために、ネットで掲載されていた紹介文を掲載させて頂きます。

鈴木辰美。高校で吹奏楽のチューバを吹き、後にJazzに目覚め、コントラバスに転向。以後ビッグバンドからコンボジャズまで、様々なバンドで研鑽を積み、常にスゥィングするベースを目指している。ユーモア溢れる温和な人柄に加え、堅実なプレイは周囲から定評ある信頼を受けている。

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