本物の支援活動に出合えた。

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■経営コンサル便り(その9)

私は、今、掛川の「中東遠タスクフォースセンター」に来ている。
このセンターは、「地域の希望や課題を ”つぐみ” 人材と”つなぎ” 地域創生に寄与する」を目的に、今年の2月に設立されました。

私は、立上げと同時に、ここを訪れ「地元企業への貢献のあり方」について、お話をさせて頂きました。 その時、お聞きした同センターの理念に賛同をし、それ以来、お付き合いをさせて頂いております。

私は思うのです。
日本総活躍時代や地方創生のもとに、中小企業を支援する団体や組織が多数存在するようになりましたが、その多くが、弱者を救済する姿勢を取っているのが現状ではないでしようか? それも待ちの姿勢だと思います。 相談にくるのを待っているのです。 そのため、にっちもさっちも行かなくなってからの相談になってしまうのではないかと危惧しております。

弱者救済、しかも、倒産ぎりぎりの段階で、どれだけの手が残こされているのでしょうか?  はなはだ疑問であります。 順調に推移している時にこそ次に向けて何をやるべきかを考えるのが最も大事だと思うのです。

こうやって考えると、国の財源をより効果的に使おうとするならば、中堅企業を元気にするのも一法だと思うのです。 中堅企業であれば、打つ手もたくさんあります。 また中堅企業が元気になればその周辺の企業も元気になるのです。 だけども、困っていない企業は相談にこないから、こちらから訪問しなければならない。 それも、その会社いじょうの知恵を出さないと相手にされない。 個人コンサルの世界ではこの領域は攻めない。 なぜなら、「俺が、おれが」の世界だから、自分だけの力では限界があることを知っているからである。

こんな矛盾を、この中東遠タスクフォースは、果敢に攻めようとしている。 私は、本当に地域創生を望むのであれば、このスタンスが絶対必要だと思っている。