本当にあった長靴を履いて行くカフェ

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別荘歳時記(11/25)
さー、舞台はでき上がった。
そのまま、プライベートカフェにまっしぐらに進めば良いのだが・・・。
そう思わないのが、僕の性格。
この舞台から見える自然の景色は素晴らしい。
町の、団地では決して見られない緑の世界。
「てもなー、自然すぎるよなー」
「あのススキをかいくぐるのはワイルドすぎるぞ!」
「よしゃ、長靴だ、長靴を用意しようー」
大柄の人、女性の人と、いろんなサイズを用意した。
これで準備万端だと思ったら、家内が言った。
「田んぼに行くんじゃーないのよ。珈琲飲みに行くのに長靴はないわよー」
「う~ん、たしかに」
その日から、僕は、ツルハシを持って、開拓民になった。
(別荘回顧録より)