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これぞ財務部のキャシュフロー計画(その2)

目次

5.会社にもライフサイクルがある。・・・・3/25投稿

6.ライフサイクルの特性を生かして資金重要を読む・・・4/3投稿

7.いきなり「会社全体のキャシュフロー」は算出できない・・・ 

 

5.会社にもライフサイクルがある。

前章で、先行投資の「効果がいつ出てくるか?」を見極める必要があると書きましたが、「そんなことはできないぞ」っと思われる方もいると思います。

そんな方のために、取って置きの方法を披露いたします。

 

実は、会社にも、人間と同じように「誕生」から「死」に至るまでの間を、幾つかのパターンに区別することができるのです。これを企業のライフサイクルと呼びますが、このパターン毎に「利益」や「資金需要」に一定の形で変化が出て来ます。

 

ちょうど、私達が「成長期」には食欲が旺盛になりエンゲル係数が急騰したり、育児に手が離れた「安定期」に入ると幾何の蓄えができたり、それもつかの間「更年期障害」に悩むようになると医療費の支出が急増して生活難に陥ったりするのと同じようなことが会社でも起こるのです。

 

 

 6.ライフサイクルの特性を生かして資金重要を読む

このライフサイクルでの各ステージに起こる事象を注意深く見ていると、資金の流れが予測できるようになります。

そうです。あの有名なPPM(プロダクト ポートフォリオ)理論と同じなんです。どのステージで金を使い、どのステージになったらキャシュインをさせるかと言うことは、PPM理論とまったく同じです。

この特性を頭に入れて、目を光からせて行けばいいのです。

日頃の会議から得られる情報で、グループ会社別に、事業別に、どのステージにあるかぐらいは充分判断できます。

これをうまく使って、将来の資金需要を予測して行けばいいのです。

例えば、

「この会社は成長期に差し掛かってきたので、まとまった資金をつぎ込み本格的な成長を実現させなければならない」とか、「この会社は躍進期に入ったから、これからは、資金の出し手になって貰わないと!」・・・と言った具合に、会社毎にステージを確認しながら、資金の「出し手」と「使い手」に分けていくのです。

 

 そして、次に具体的な額を見込んでいきます。

まず、グループ各社の「5年先までのフリーキャシュフロー」を算出します。

   フリーキャシュフロー=利益+償却費-設備投資

使う項目は、「利益」「償却費」「設備投資」の3つだけですから、たとえ、事業計画がなくても、日ごろの会議情報でおおよその予測はつくはずです。 

こうして算出されたグループ各社のフリーキャシュフローを合算すれば、会社全体のキャシュフロー計画が完成されたことになります。

 

 

7.いきなり「会社全体のキャシュフロー」は算出できない。