我ら企業戦士集団(3)

ベトナム政府・外部団体に「IoTを活用した日本式カイゼンノウハウを伝える」と題してプレゼンをした。

 ■聴衆者をこちらに側に向かせる。

セミナーの初めは緊張する。こちらに興味を持って貰えるか、一瞬で決まるからだ。

 今、ここにいる方がたは「テーマ名」と「主催者の顔」で集まった人達である。 まだ私達の存在を知らない。 この人達に我々の存在をどーんと心の中に落とし込む必要がある。 本を買う時に、表紙の書かれた「表題」と最後のページにある「著者紹介」で決めるのと同じで、この著者紹介にあたる話をしなければならない。

  「えー、私たちは企業戦士が集まって結成したコンサル集団で・・・・」と切り出した。まだ反応はない。 「ですから成功も失敗もいっぱい経験してきました。その中で、今日は、必ず成功するための秘訣をお話ししたいと思います。」と、大きく出てみた。 「私達はひとりではありません。みんなで知恵出し合って一番いい方法を考えます」と、他のコンサル集団との違いを、自信持って喋った。 今度は、少し伝わったみたいだ。ちょっと見る目が変わってきた。(日本語で言ったので伝わったかどうかはわからないが、勝手にそう思うことにした)

 この雰囲気をたたみかけるようにメンバーの顔写真を映し出した。いかにも、年輪を感じさせる面々である。 恥ずかしがったメンバーもいたが、人柄が出ていてとても良いと思う。

f:id:o-katsumi:20181125134958p:plain