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円安は、本当に企業業績を向上させるか?・・・・・・

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株式市場が大きく乱高下している。ダウ平均が4日連続で年初来高値を付けたあと、今週に入り、「7・8・9月のGDPが大きく予想を下回りマイナス成長」になったことを受けて、株価は大きく下げた。▲素人には難し局面に入った。

▲それでも、輸出関連株は円安を背景に、相変わらず株価が好調に推移している。▲もちろん、円安効果は輸出企業にとっては、価格競争力が増すなどの利点が多く、好ましいことである。▲ただ残念なことに、多くの輸出企業は、為替リスクを回避させるために、すでに生産拠点を海外に移してきているので、この効果はそれほど大きくないように思われる。▲それでも、決算期を迎えると円安効果で業績が向上する企業が多くなる。▲それは一体なぜか?

 

▲会計のマジックみたいなものがあるからである。▲前出の輸出価格が円貨では大きくなり営業利益が増える効果は、実質的な企業業績の向上であるが、この他に評価だけの利益が生まれるのである。▲海外子会社の上げた利益は、前年と同じであっても、円換算すると膨らむのである。それを連結決算として日本の決算に組み込むのである。▲それだけではない。今年度の利益だけでなく、今まで上げた利益(純資産額)までも円換算で膨ませるのである。▲この評価だけの利益を、実質利益として実現させるためには、配当金等で日本に持ってくることが必要になる。

 

▲多くの企業では、海外進出する場合の目標値として「3年黒字化、5年累損解消」を掲げる場合が多いと思うが、私は「5年投下資本の完全回収」を掲げていた。▲たとえば、中国に進出する場合は、土地は外資企業では所有するが認められていないので、20年有期などで賃借し、その上に工場を建設する。20年経ったらどうなるのか?・・・分からない。▲このように、先の見通しが着かないことがいくつもある。だったら早く投下資本を回収しなければならない。▲そこで前出のような目標値を掲げたのである。

 

▲この目標値こそが、実質的な財産を増やそうとするB/S志向なのである。そう、私はB/S志向派である。

 

▲あなたの持っている株式の企業は、評価だけの利益ではありませんか?・・・・。

 

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